2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

高尾山から海洋プランクトンを発見 土壌生活へ進化したカイアシ類

カイアシ類とは簡単に言うと、海洋プランクトンとして生活しているものが多く、甲殻類に属し、海洋生態系の要になっている微小動物である(2014年10月2日の記事を参照)。カイアシ類についての文献を読み進めていると興味深いものがあった。 土壌動物学―分類…

陸上に棲むカイアシ類 陸生ソコミジンコ

皇居(東京都心)で、落葉に被された土壌中からカイアシ類が発見された例がある(菊池 2001)。発見されたのは3種で、P.viguieri、E.richardi、M.varicaである。これらは人の手が加えられていない里山に生息する種で、皇居の土壌は里山に近い環境であること…

強酸アミジグサに生活する葉上性カイアシ類

カイアシ類は海洋プランクトンの中で1番多い生物量(バイオマス)を誇り、多様性に富んだ微小動物で13,000種におよぶとされている(カイアシ類については2014年10月2日の記事を参照されたい)。そのうち30%程度が寄生種といわれ、魚類や無脊椎動物、植物に…

カイアシ類によるワカメ養殖への被害

ワカメは年中あるというわけではなく、水温が上がる夏になると消長が見られる。このとき、ワカメに寄生するカイアシ類はどのように生き延びているのかは疑問であった。しかし、西洞ら(2003)による、ワカメに寄生するカイアシ類、Amenophia orientalis(タ…

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