青いダンゴムシ
ダンゴムシの中で青く鮮やかなものが見つかることがある。なぜ、青くなるのかは分かっていないが、イリドウイルスというウイルスに感染すると青くなることが分かっている。さらに、普通のダンゴムシは日陰に隠れる習性があるが、青いダンゴムシは日向を好んで歩きまわるという習性がある。これは、外敵に発見しやすくなり、捕食後、ウイルスを拡散させるという仕組みになっていると考えられている。
こうした青いダンゴムシは日本人によって発見され、日本土壌動物学会や日本生態学会などで発表されて話題となった。さらに驚くところが、その日本人が小学生だということである。この小学生は7年間研究をおこない発表をし、中学3年生となった現在も研究を続けている。
青いダンゴムシから発見されたイリドウイルスは、ダンゴムシの他にハチやガ、カメムシ、バッタなど多くの昆虫に感染するとされている。また、マダイの養殖で多量感染してしまうなどの被害が出ている。人には感染はしない。
大きさは200nmほどでウイルスとしては巨大である。また、感染した体内で結晶を形成することもある。
(イリドウイルス:MicrobeWikiより)
参考